社内SEのより良い生活研究日誌

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内定率3%?転職で人気の社内SEに必要なスキル?志望動機?転職理由?エージェントに聞いてきた!

社内SE転職についてパーソルキャリア 、が行っている「社内SE転職支援セミナー」に先月参加してきました。

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もしかしたらセミナーについて知っている方もいるかもしれませんが、なかなか時間がとれなかったり本当に役に立つのか解らないし、ということで参加し辛いですよね。

しかも平日の夜だから残業で参加できないしと。

 

セミナー行かなくても、雰囲気だけでも解ればなーという方も多いかと思います。また、エージェントからの一方的な情報が、本当に役に立つの?転職させようとしてくるだけじゃないの?という疑問もあるでしょう。

 

そこで、現役社内SEの私が参加してきました。まとめるだけじゃ皆様のお力になれないと思い、セミナーを通して、「社内SEとして採用側にいる私」が感じたギャップを、社内SE転職セミナの内容とともにシェアしますね。

社内SEの転職市場における動向

 

まず転職市場全体についてのざっくりとした説明がありました。それによると・・・

 

1)求人倍率は5.5倍で過去最高

→1人にたいして、およそ6つの求人があるってことですね。完全に売り手市場です。

 

2)求人倍率の遷移

2012年から増加傾向だが、2017年から伸びは鈍化。とはいえ5.5倍ですから、この辺りかなという感じですね。

 

3)社内SEの内定率

上記のような売り手市場社内SEに応募して内定に至る確率は2.99%!

低い。30社受けて1社受かるレベルだそう。

ちなみに社内SE以外のIT人材については、内定率は6.4%だそうです。

 

4)社内SEの職種別、地域別求人状況

一口に社内SEといっても、システム企画、アプリ系、インフラ系といくつか種類ありますよね。その数字+地域別の求人状況もでていたのでシェアします。

 

①職種別求人

アプリ系:1010件

インフラ系:630件

企画系:420件

こうして見ると圧倒的にアプリ系が多いですね。コレは違和感ないです。

私の会社でも、インフラは自社で抱えるよりはアウトソースが主流になりつつありますし、企画もそこまで人数は必要ありません。

やはりユーザとの接点であるアプリ系の求人が多いのでしょう

 

②地域別社内SE求人状況

 地域別の社内SEの求人状況です。圧倒的に東京が多いことが解ります。

東京の社内SE求人:1800件

神奈川の社内SE求人:160件

埼玉の社内SE求人:50件

 

転職エージェントが語った社内SE求人への応募ポイント

社内SEは厳しいんですよ〜!というインプットをした所で、エージェントが出してきたポイントが「応募スピード。」

でました。とにかく候補者を何でもかんでも受けさせようとするエージェントのうたい文句。ただ数字を見ると、「そうかな・・・」と思っちゃう。

でてきた数字は以下の3つです。

 

1)IT系人材のうち4人いたら3人は社内SE志望」

まじか?!社内SEの私は相当ラッキー?!逆にあと1人はなんだ?コンサルか?と気になりますね。

 

「内定者のうち55%が求人票がでた当日に応募66%が求人票がでて3日以内に応募」

ココでGAP!!

 

私はそんなことなかったけどな・・・。本当にそうなのかな・・・。

ウチを含めて、社内SE求人を出しても、当日応募とか、そういうのは関係ないです。しっかりと書類選考するので、当日だから有利とか、3日以内とか、全く気にしてません!

 

これは転職エージェントが、何でもかんでも企業に対して人を売り込んで利益を得ようとするためのうたい文句でしょう。

 

2)社内SEは採用枠が1企業で基本は1つ

これはまぁそうかな。私が思うに、正確には、1ポジションで1人って感じでしょうかね。アプリ系で1人、インフラ系で1人というようなイメージですね。

 

エージェントの講師は、「人事担当者は、初日にいっぱい求人票くるから、初日以降はいやになって書類選考しない」とか訳の分からないこと言ってました。

ココでGAP!!

 

それは嘘ですから!

そもそも、最初に応募者を足切りするのは転職エージェントだろ!

 

キミタチの手間がかかるのがいやなだけだろ!とかツッコミながら聞いてました。

まともな企業なら、しっかり人事と、担当部門で書類選考してますんで。

その後の面接もしっかり見てるんで。その辺は前述の通りです。

 

 転職エージェントが語った社内SE書類選考対策

転職エージェントが社内SEに内定がでるポイントとして語った内容です。正直彼らも転職させるのが仕事なので、良い情報がでるかと思っていましたが・・・ 。

 

1)社内SEの書類選考通過のポイント

社内SEの書類選考通過のポイントは具体性ということでした

 それは当ブログの以下の記事でも語っております。

それ以上の情報ないのかよ!転職のプロ!

ちなみに具体性を示す例としては以下があがってましたね。

①プロジェクト

ー>どんなプロジェクトなのか解りやすく。例えば、大手企業向けの販売システム構築とかそんな感じ。

ー>プロジェクトの規模、ゴール。規模としては100人月のプロジェクトで、売り上げの10%向上を目指した。実際には15%向上してプロジェクト大成功!みたいな感じでしょうかね。

②システムの中身

ー>クラウド基盤を使って構築した等。

③主体性

ー>主体性と言ってもリーダー経験ではないと思うんですよ。多分メンバーでも先手を打って行動できていたとか、トラブルを未然に防止したとか、そういうエピソードじゃないですかね。

 

 

www.shanai-it.biz

 転職エージェントが語った社内SEの面接対策

書類選考の次は面接対策!ってことでエージェントが色々語っていました。企業側からのフィードバックをもとに、「こういう部分が評価される」というのが、転職エージェントが伝えたいことでしたね。その内容を以下にシェアします。

 

1)面接でどの質問が重要か? 

面接では以下3つの質問に対する答えが重要!

ただし、コレは本当に人それぞれですよね。。。

①明確な志望動機、

②明確な業界選定基準

③自身が貢献できるポイント

 

2)ポジティブな企業からのフィードバックの内容から見る面接のポイント

ポジティブな企業からのフィードバックがいくつか紹介されました。採用側にいると「そうだよね!」という内容から、「おっ?」という新しい視点もあったので余すことなく全てシェアしますね!

 

ちなみに、採用の決めては

1位:人柄

2位:スキルマッチ

3位:社風マッチ度 とのこと。

 

①30代男性

−経営者目線でIT投資をジャッジできる能力

−システム全体を俯瞰して設計可能な能力

−社内政治をくぐり抜けてきた能力

 

ー>なるほど!社内政治ね。確かに社内SEは政治的なことにも巻き込まれます。コレが一番厄介かも・・・。

 

②20代後半男性

ー受け答えがしっかりして意欲的

ーデータマイニングの経験や、インフラ等広く浅い経験がある。

ーコミュニケーションスキルに加えて、英語力がある

 

 

ー>なるほど。転職エージェントは「面接で意欲的にみせればいいんですよ!(実際いよくてきじゃなくても)」っていってました。

いやそればれますよ?見れば解る。。

 

③30代コンサルタントから社内SE

コンサルタントとしての立ち位置の曖昧さに悩んでおり、事業会社視点でシステム構築したいという、明確な志望動機があった。

 

ここでGAP!!

基本的に、コンサル出身者は警戒しちゃいます。この内定をとった方はよほどしっかり本音ベースで話していたんだろうと思います。コンサルの方は口はうまいので、どうしても警戒しちゃうんですよね。。。そこが人柄という企業側の曖昧な回答にあらわれているんでしょうね。

 

転職エージェントが語った社内SEになるためのアプローチ 

社内SEって、システム企画や、システム発注、ベンダーコントロールという割と上流の作業が多いです。

だから、いきなり2次請、3次請からの社内SEはきびしいですよ!と言ってました。

 

ココでGAP 

 

といいたいとこですが、結構あたってはいます。ただし、下請けの出身の方でも、社内SEと同じ目線で仕事ができるな!と書類で感じたら、面接にはすすめますよ!

弊社にも、そういった方はいらっしゃいます。

 

まとめと参考情報

いかがでしたか?パーソルという転職エージェント が開いた90分のセミナーの内容を余すとこなくつたえたつもりです。ちなみに参加者は約40名で女性は3人ほどでした。

 

女性少ない世界だな・・・。でも逆に女性比率を上げようとしているので、女性にはチャンスがあるかも?!

 

無料のセミナーなので、なんとか転職させよう!という意図が見え隠れしましたが、役に立つ内容もなくはなかったです。

以下は、この記事内で紹介した過去記事をまとめて掲載しますので参考に!

 

1)具体性を持った書類を書くヒント(自己PR)

 

2)企業に評価されたコミュニケーション能力に加えて英語力をつけたいなら

ちなみに英語力については、以下の記事参照くださいませ。あっという間に英語力なんてキャッチアップできますよ! 

このブログで以前紹介した、テルモ、いすゞ、ブリヂストン、私の現職の面接突破スクリプトはこちら。

転職で一次面接の通過率が必ず上がるエージェントは教えない例文 - 転職した社内SEがキャリアを全力応援

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